【初心者向け】Webサイト分析の基本とおすすめ手法・ツール7選|集客・改善につながる分析ステップを解説
目次
- なぜWebサイトの分析が必要なのか?
- Webサイト分析で見えるようになること
- Webサイト分析の基本ステップ【5段階】
- STEP1:目的・KPIの設定
- STEP2:現状把握(アクセス状況の確認)
- STEP3:課題の洗い出し
- STEP4:仮説を立てて改善策を実行
- STEP5:再度数値を確認し、改善を繰り返す(PDCA)
- 初心者でも使えるWebサイト分析ツール7選
- 1. 【Googleアナリティクス 4(GA4)】
- 2. 【Google Search Console】
- 3. 【Microsoft Clarity】
- 4. 【PageSpeed Insights】
- 5. 【Hotjar】
- 6. 【Tag Manager(タグマネージャー)】
- 7. 【フォームアナリティクス】
- Webサイト分析でよくある失敗と注意点
- 1. 数字を見て満足してしまう
- 2. ツールばかり増えて混乱する
- 3. 完璧主義になりすぎて改善が止まる
- まとめ|Webサイト分析は“成果を出す土台”です
「ホームページから問い合わせが増えない…」
「アクセス数は見ているけど、具体的にどう改善すればいいの?」
そう感じたら、まず行うべきなのが「Webサイトの分析」です。
この記事では、Webサイト分析の基本的な考え方から、初心者でも使えるツールと分析手法までをわかりやすく紹介します。
なぜWebサイトの分析が必要なのか?
ホームページを持つことがゴールではありません。
本来は、「問い合わせが増える」「資料請求される」「来店予約される」など、ビジネスの成果につながる動きを得るために運用しているはずです。
しかし、その成果が出ていない場合、多くは以下のどれかが起きています:
- アクセス数自体が少ない
- 離脱率が高い(すぐページから離れている)
- 問い合わせフォームにたどり着いていない
- モバイルで表示が崩れている
これらを「感覚」ではなく「データ」で把握してこそ、正しい改善ができます。
それが Webサイト分析の目的です。
Webサイト分析で見えるようになること
見えること | 意味 |
---|---|
アクセス数 | どれだけの人が訪れているか |
流入経路 | 検索?SNS?広告?どこから来たか |
滞在時間・離脱率 | どれくらい読まれているか/途中で離れていないか |
デバイス別表示 | スマホとPCどちらから見られているか |
コンバージョン率 | 問い合わせ・予約など成果への到達率 |
Webサイト分析の基本ステップ【5段階】
STEP1:目的・KPIの設定
まず「何のために分析するのか」を明確にします。
例:
お問い合わせフォームの到達率を10%以上にしたい
問い合わせ件数を月10件以上にしたい
STEP2:現状把握(アクセス状況の確認)
次に、Googleアナリティクスなどのツールで現状を数値化します。
- 月間アクセス数
- 離脱率
- お問い合わせページへの遷移率
- 検索キーワード(Google Search Console)
STEP3:課題の洗い出し
例:
- お問い合わせページへの遷移率が低い
→「CTAが目立っていない可能性」 - モバイルの離脱率が高い
→「スマホ表示で操作しにくい可能性」
STEP4:仮説を立てて改善策を実行
- 「CTAの色や配置を変えてみよう」
- 「読み込み速度を改善しよう」
- 「フォームを短くしてみよう」
👉 改善案を仮説ベースで実行することが大切です。
STEP5:再度数値を確認し、改善を繰り返す(PDCA)
改善後にどう変わったかをチェックし、次の一手を考えます。
これを繰り返すことで、「成果に強いサイト」へと育っていきます。
初心者でも使えるWebサイト分析ツール7選
1. 【Googleアナリティクス 4(GA4)】
- 基本無料/Google公式
- アクセス数・ユーザー行動・流入元などが詳細にわかる
👉 Web分析の定番。使いこなすと「なぜ成果が出ないか」が見える。
2. 【Google Search Console】
- 検索エンジンからの流入状況・キーワードがわかる
- インデックス状況・エラーの確認も可能
👉 SEO対策には必須。表示回数とクリック率の分析にも。
3. 【Microsoft Clarity】
- 無料のヒートマップ&録画分析ツール
- ユーザーがどこをクリックして離脱したかが可視化
👉 フォーム離脱や導線の失敗が明確になる。
4. 【PageSpeed Insights】
- Google提供の表示速度計測ツール
- モバイル・PC別に読み込みの速さを分析
👉 表示が遅いと離脱率が高まるため、必ずチェックしたい。
5. 【Hotjar】
- 海外製のヒートマップ&ユーザー行動分析ツール
- 記録動画でユーザーの「悩んでいる箇所」が分かる
👉 フリープランあり。UX改善に有効。
6. 【Tag Manager(タグマネージャー)】
- Googleタグを一元管理できるツール
- コンバージョン測定やABテストの設計に役立つ
👉 GA4や広告タグの管理がしやすくなる。
7. 【フォームアナリティクス】
- フォーム内でどこで離脱しているかを分析できるツール(EFO施策)
- フォーム改善に特化したサービス多数(Form Analytics, EFO CUBEなど)
👉 お問い合わせフォームの改善には非常に効果的。
Webサイト分析でよくある失敗と注意点
1. 数字を見て満足してしまう
→ 「見て終わり」にならないよう、必ず改善まで結びつけること。
2. ツールばかり増えて混乱する
→ 最初は Googleアナリティクス+Search Console だけでも十分。使い慣れてから追加でOK。
3. 完璧主義になりすぎて改善が止まる
→ 「仮説→実行→検証」の繰り返しでOK。完璧よりスピード重視。
まとめ|Webサイト分析は“成果を出す土台”です
ホームページの改善や集客に悩んでいるなら、まずは「数字を見て、原因を明確にする」ことが第一歩です。
- 現状を可視化し
- 課題を見つけ
- 小さく改善して検証する
この繰り返しによって、ホームページは「作っただけ」から「成果を出す営業ツール」へと進化します。
モコランではGA4やヒートマップツールを用いたWebサイトの診断・改善提案サービスも行っています。
「どこが悪いのか分からない」「数字の見方が分からない」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。